みんなでゲノム編集の未来を考えていきます

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この会について

ゲノム編集は近年注目されている遺伝子改変技術です。この方法を使えば特定の遺伝子を効率よく改変することができます。2013年にCRISPR/Cas9と呼ばれる方法が登場したことをきっかけに、ゲノム編集技術は世界中で急速に進歩しています。その適用範囲は幅広く、遺伝子の機能を調べる基礎研究、農作物や家畜の品種改良や医療面での基礎および応用研究への適用など多くの場面での利用が期待されています。一方で、新しい技術であるが故にその内容が広く知られているとは言えず、不安を持つ人もいるでしょう。私たちは、この技術が社会で使われるには一般の方を含めた様々な立場の人の意見が反映されることが大切だと考えています。そのために「ゲノム編集の未来について考える会」は、ゲノム編集に関して多面的に対話を行い、様々な視点から多様な立場の人が議論する場を設けることを目指します。

現状では、生命倫理の観点からの議論が必要な医療目的としたゲノム編集技術は議論の範疇としません。必要性は認識していますが、私たちの中に専門家がいないからです。

尚、この活動は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「科学技術コミュニケーション推進事業未来共創イノベーション活動支援」(共に考えるゲノム編集の未来)の支援を受けています。

ゲノム編集の未来を考える会
代表 小泉 望