活動報告

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「ゲノム編集」 -君ならどうしタイ?- 2018年9月18日@一条高校

活動名:「ゲノム編集」 -君ならどうしタイ?-

日時:平成30年9月18日 14:00~16:00

活動場所: 奈良市立一条高等学校 講堂

活動概要:
奈良市立一条高等学校の生徒約1080名(27クラス)が一堂に会し、ゲノム編集により肉厚になったマダイを題材にゲノム編集について考えました。冒頭、小泉望教授(大阪府立大学)が今回のイベントの趣旨が1)ゲノム編集の理解と2)1,000人を超える大規模なサイエンスコミュニケーションであることを述べました。続いて本田隆行さん(サイエンスコミュニケーター)が1年生は消費者、2年生は販売者、3年生は生産者の立場になって考えて欲しいと生徒に伝えました。本田さんが木下政人助教(京都大学)を紹介し、木下さんの講演が始まりました。木下さんは実際にゲノム編集により肉厚なマダイを開発している研究者です。木下さんはDNAやゲノムについて解説し、ゲノムの変化が進化や育種につながることを説明しました。講演の途中、生徒が難しいかもしれない箇所は本田さんが木下さんに質問し、理解を助けました。生徒は赤、青、黄の画用紙を揚げることで意思表示をしました。この方式により生徒は自分がイベントに参加していることを実感できます。講演の後は各クラスでゲノム編集マダイの是非をそれぞれの役割からの目線で考えました。その後、まとまった意見を持って各クラスの代表27名が壇上に上がりました。本田さんが壇上の生徒、会場の生徒に木下さんも巻き込んで議論をおこないました。大きくなることでタイの値段が安くなるからという理由で肯定的な意見が多くみられました。本当に安くなるかどうかはわかりませんが(?)、事前と事後のアンケートからゲノム編集に関する理解が大きく深まったことが分かりました。また、色画用紙を使うことが大規模な双方向コミュニケーションに効果的であることもわかりました。生徒が楽しそうにイベントに参加していたことが印象的でした。

「ジャガイモ新技術連絡協議会」設立説明会 2018年7月5日@大阪大学工学研究科オープンイノベーションオフィス

活動名:「ジャガイモ新技術連絡協議会」設立説明会

日時:平成30年7月5日 13:00~16:30

活動場所:大阪大学工学研究科オープンイノベーションオフィス(梅田グランフロント)

活動概要:
ゲノム編集により育種されたジャガイモの社会実装を念頭においた「ジャガイモ新技術連絡協議会」設立説明会が開催され、ゲノム編集の未来を考える会はこのイベントを協賛しました。大学、国の研究者に加え企業、生産者団体、生協関係者、NGOなど多様なステークホルダーからなる約20名の参加がありました。発起人の村中俊哉さん(大阪大学)からの趣旨説明に続き、梅基直行さん(理研)が「ジャガイモ育種へのゲノム編集技術の適用」、浅野賢治(農研機構)が「育種から見た新技術への期待」というタイトルで講演しました。ゲノム編集技術がジャガイモの毒を減らすだけでなく育種全般に大きな可能性を秘めていることが良くわかりました。ゲノム編集ジャガイモの社会実装に関して議論が行われ、ゲノム編集技術に対する国民理解の重要性が再認識されました。

この活動は翌7月6日に東京でも行われました。

https://www.facebook.com/nbtjapan/?hc_ref=ART5dfzTmZn8_TAAIQH50gQR2lT8A03Lcrpa4TXh5m_Gfjk9bIN2EO3bs4ZMbedm0uA&fref=nf

 

ゲノム編集って何? 毒のないジャガイモをつくる取り組み 2018年6月4日 @大阪府立大学

活動名:ゲノム編集って何? 毒のないジャガイモをつくる取り組み

日時:平成30年6月4日 16:45~18:00

活動場所: 大阪府立大学中百舌鳥キャンパス B11棟第3講義室

活動概要:
大阪府立大学の2年生から大学院生、教員まで幅広い年齢層の聴衆約40名が村中教授の講演を聴き、意見交換をおこないました。ジャガイモはステロイドグリコアルカロイド(SGA)と呼ばれる物質を芽や葉で合成しますが、SGAは人や動物に毒性を示します。村中教授らはSGAの合成に関わるSSR2という遺伝子を発見しました。そこでSRR2遺伝子をゲノム編集により破壊したところSGAの量が劇的に減少しました。講演に引き続き大阪府立大学の岡澤さんがファシリテーターを務め、村中教授と聴衆がゲノム編集ジャガイモの社会実装について意見交換を行いました。意見交換会終了後も希望者が交流会を企画し村中教授を囲み引き続き議論を行いました。高校生とのコミュニケーションで使った紙芝居も披露され、科学コミュニケーション活動の重要性、難しさについて話し合いました。

 

植を創る・毒の無いジャガイモを創る 2018年6月4日 @大阪府立大学

活動名:植を創る・毒の無いジャガイモを創る(「国際植物の日」共催イベント)

日時:平成30年6月4日 14:30~16:30

活動場所: 大阪府立大学中百舌鳥キャンパス 学術交流会館

活動概要:

奈良市立一条高校の1年生36名を迎えてサイエンスカフェを行いました。ジャガイモの芽には有毒物質が作られるため私たちはジャガイモの芽を取らなければなりません。村中教授らはゲノム編集により毒素を作る酵素の遺伝子を破壊して毒素を作らないジャガイモを創ることに成功しています。その研究の様子が動画も使い分かり易く説明されました。大阪大学博士前期課程の冨田大海さんと御﨑桃加さんによる紙芝居風に示すパフォーマンスも行われ、ゲノム編集の理解の助けになりました。講演に続いて生徒は8班に分かれてTA学生と一緒にゲノム編集の可能性や問題点について話し合いました。ファシリテーターを務めたくらしとバイオプラザ21の佐々義子さんが、各班の質問や意見を吸い上げて村中教授がそれに答えました。生徒からはゲノム編集を肯定する一方で様々な鋭い意見も出され研究者も多くの宿題を抱えることとなりました。

植を創る~カレーライスとゲノム編集~ 2018年5月14日 @大阪府立大学

活動名:植を創る~カレーライスとゲノム編集~(「国際植物の日」共催イベント)

日時:平成30年5月14日 14:30~16:30

活動場所: 大阪府立大学中百舌鳥キャンパス 学術交流会館

活動概要:

奈良市立一条高校の3年生36名が参加してサイエンスカフェを行いました。

タマネギを切ると催涙成分が生成され涙が出ます。催涙成分を作る酵素とその遺伝子が日本人によって発見されています。この遺伝子をゲノム編集により破壊すれば理論上は涙の出ないタマネギが作れます。こうした話題提供を大阪府立大学の小泉教授が行いました。

続いてサイエンスコミュニケーターの河野宏さんがファシリテーターを務め8班に分かれた高校生が大阪府立大学のTA学生とともにゲノム編集の可能性や問題点について話し合いました。各班から質問や意見が述べられ活発な議論が行われました。

研究者にとっても高校生の疑問や意見を知ることは参考になり有意義なイベントとなりました。

 

 

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