研究内容

1)機能性多糖類の分子設計とナノテクノロジー
分子モデリングや物性シミュレーションにより機能性多糖の分子設計をおこなう。
その知見をもとに、酵素反応により、機能性多糖を調製する。さらにナノテクノロジーによる生産多糖の微細精密加工と利用に関する研究を行う。

 

2)真核生物の遺伝子発現プロファイリングの基礎と応用
イネ科植物の胚乳形成に伴う、スクロースからデンプンへの生合成系に注目して、その間におこる代謝系の変化や形態の変化を、発現遺伝子が相互に関連して働く一つのネットワークシステムとしてとらえて、遺伝子の発現を網羅的に解析する。またそのデータベースを構築する。

 

3)食品多糖の物性と機能相関
化学構造が同じで物理的状態(溶液、ゲル、結晶)の異なる食品多糖をもちいて、食品の物理的状態が味覚、消化、免疫機能、神経系にどのように影響するかを調べる。

 

4)DNA配列情報の解析と応用に関する研究
DNAの配列情報から微生物、特に乳酸菌の同定と分類を行う。また、その情報をデータベース化する。さらに複数の微生物の関与する醗酵、腸内細菌群、自然環境(土壌、河川)中における微生物の迅速同定法を開発する。

 

5)蛋白質の熱測定による安定性や相互関係の研究
酵素など蛋白質の熱測定を行い、安定性や特異的結合反応の熱力学的性質を解析評価している。

 

6)酵素反応の反応速度論的及び蛋白工学的な研究
人為的に一次構造を変異させた酵素の性質、特に酵素反応においての変化を論理的に説明できる速度論的モデルの探索を行っている。

 

研究分野を表すキーワード:糖質科学、バイオナノ工学、生物物理化学